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遺品整理士って何をする人?|資格でわかる信頼できる業者の条件

遺品整理業者のホームページを見ると、よく「遺品整理士が在籍」と書かれています。でも、遺品整理士とは、そもそも何をする…

遺品整理士って何をする人?|資格でわかる信頼できる業者の条件

遺品整理業者のホームページを見ると、よく「遺品整理士が在籍」と書かれています。でも、遺品整理士とは、そもそも何をする人なのでしょうか。どんな資格で、なぜ信頼の目安になるのでしょうか。この記事では、遺品整理士という資格について、その役割や、法的な許可との違い、そして業者選びでどう役立つのかを、わかりやすく解説します。

遺品整理士とは?誕生の背景

遺品整理士とは、遺品整理の専門家で、ご遺族の気持ちに寄り添いながら、故人の持ち物を整理するプロフェッショナルです。「一般財団法人遺品整理士認定協会」が認定する資格を持つ人のことを指します。

この資格が生まれた背景には、遺品整理をめぐる社会の変化があります。高齢化や核家族化が進み、遺品整理を業者に頼む人が増えるにつれて、残念ながら、知識や経験の乏しい業者や、悪質な業者によるトラブルも目立つようになりました。そこで、業界全体の水準を高め、健全化を図る目的で、2010年ごろに認定協会が設立され、遺品整理士という資格が誕生しました。今では、資格を持つ人は全国で数万人規模になっています。

遺品整理士の仕事「仕分け・処分・供養」

遺品整理士の仕事は、大きく分けて「仕分け」「処分」「供養」の3つがあります。

仕分け

内容
遺品を形見・貴重品・不用品などに分ける
大切な点
権利書などの重要書類も見落とさない
配慮
ご遺族の思いを尊重して

処分

内容
不用品を適正に処分する
大切な点
法令を守り、正しいルートで
配慮
買取やリユースも活用

供養

内容
仏壇や人形などの供養を手配
大切な点
寺社と提携していることが多い
配慮
気持ちを大切にした手放し方

※遺品整理士は、単に物を処分するだけでなく、重要書類やデジタル遺品を適切に扱い、個人情報を守ることも求められます。

つまり遺品整理士は、ただの片付け作業員ではありません。故人の遺したものを、法令を守りながら適切に扱い、同時に、ご遺族の気持ちに配慮する。その両方ができることが、遺品整理士に求められる役割です。

どんな資格なのか|民間資格という位置づけ

遺品整理士の資格について、正しく知っておきたいことがあります。それは、これが「民間資格」であるということです。国が認定する国家資格ではなく、遺品整理士認定協会という団体が認定する資格です。

資格を得るには、協会の講座を受け、遺品整理に関する法律や知識、倫理を学んだうえで、認定を受ける必要があります。つまり、遺品整理士の資格を持っているということは、遺品整理について一定水準以上の正しい知識と、守るべき倫理を学んでいる、という証になります。

なお、遺品整理を行うこと自体に、この資格は必須ではありません。資格がなくても遺品整理の仕事はできるため、無資格で活動している業者もいます。だからこそ、資格を持っているかどうかが、業者の姿勢や信頼性を見極めるひとつの手がかりになるのです。

資格と法的な許可は、別のもの

ここで、とても大切なポイントがあります。それは、遺品整理士という「資格」と、業務に必要な「法的な許可」は、別のものだということです。

遺品整理士は、知識と倫理を学んだことを示す民間資格です。一方、遺品整理で出た不用品を回収・処分するには、「一般廃棄物収集運搬業の許可」が必要です。また、遺品を買い取るには「古物商の許可」が必要になります。これらは、法律にもとづく許可で、資格とはまったく別のものです。

信頼できる業者を選ぶには、この両方、つまり「遺品整理士の資格」と「必要な法的許可」の両方を持っているかを確認するのが理想です。資格だけあっても許可がなければ、適正な処分ができませんし、許可だけで資格がなければ、遺品への配慮が足りないこともあります。両方そろっている業者は、知識・倫理・法令順守のすべてを満たしているといえます。

なぜ、信頼できる業者の目安になるのか

遺品整理士が在籍していることが、なぜ信頼の目安になるのか。改めて整理すると、次のような理由があります。

まず、一定水準以上の専門知識を持っていることが証明されていることです。遺品の仕分けや、重要書類・デジタル遺品の扱い、個人情報の保護など、専門的な知識にもとづいて対応してもらえます。次に、わからないことや不安なことを、専門家として相談できることです。そして、資格を取り、更新し続けているということは、その業者が遺品整理の仕事に真摯に取り組んでいる姿勢のあらわれでもあります。

大切な方が遺したものを整理する作業を託すのですから、正しい知識を持ち、しっかりと向き合ってくれる業者に頼みたい。そう考えたとき、遺品整理士の資格は、その業者を選ぶ、わかりやすい基準になります。

遺品整理士のいる業者を選ぶには

では、遺品整理士のいる業者を選ぶには、どうすればよいでしょうか。

多くの業者は、ホームページに「遺品整理士が在籍」「遺品整理士認定協会 認定」といった記載をしています。認定番号を明記している業者もあります。まずは、こうした記載があるかを確認しましょう。あわせて、前の章でお伝えした法的な許可、つまり一般廃棄物収集運搬業や古物商の許可を持っているかも、確認しておくと安心です。

そして、資格や許可の有無だけでなく、実際の対応も見てみましょう。問い合わせたときの受け答えがていねいか、見積もりの説明がわかりやすいか、遺品を大切に扱う姿勢が感じられるか。資格は大切な手がかりですが、最終的には、こうした「人としての誠実さ」もあわせて感じ取ることが、後悔のない業者選びにつながります。

まとめ|資格は、安心して任せるための手がかり

この記事の内容を、あらためて整理します。

  1. 遺品整理士は、遺族に寄り添い遺品を整理する専門家(認定協会の民間資格)
  2. 仕事は「仕分け・処分・供養」。重要書類や個人情報も適切に扱う
  3. 国家資格ではなく民間資格。一定水準の知識と倫理を学んだ証
  4. 資格と、一般廃棄物収集運搬業・古物商などの法的許可は別のもの
  5. 資格と許可の両方がそろう業者は、知識・倫理・法令順守を満たす
  6. 資格を手がかりに、対応の誠実さもあわせて見て業者を選ぶ

遺品整理士という資格は、あなたが安心して遺品整理を任せられる業者を見つけるための、大切な手がかりです。資格の有無を確認するだけで、業者選びの不安は、ずいぶん軽くなります。

大切な方が遺したものを整理する作業だからこそ、正しい知識を持ち、気持ちに寄り添ってくれる専門家に託したいものです。遺品整理士の資格と、必要な許可、そして誠実な対応。この3つを手がかりに、信頼できる業者を選んでください。

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