家庭用の発電機は燃料とオイルを抜くのが先です。抜き方と残った燃料の行き先、粗大ごみに出せるかの確認、防災用品とまとめて片付ける方法をまとめました。
目次
発電機を捨てる前に知っておきたいこと
災害に備えて買った発電機や、実家の物置から出てきた古い発電機は、ガソリンが入ったままでは出せません。自治体によって粗大ごみで受け付ける・受け付けないが分かれ、燃料の処理が一番の手間になります。この記事では、何ゴミになるかの確認方法、燃料とオイルの抜き方、残った燃料の行き先、業者に頼む場合の注意点を順に説明します。
発電機は何ゴミ?自治体で扱いが分かれる
- 粗大ごみとして受け付ける自治体:「燃料・オイルを完全に抜いていること」が条件になるのが一般的です。
- 受け付けない自治体:エンジン付きの機械は処理困難物として、販売店や専門業者への相談を案内しています。
- 小型のカセットボンベ式:本体は粗大ごみか不燃ごみ、ボンベは別に出します。
まず、お住まいの自治体の公式サイトで「発電機」の項目を確認してください。記載がなければ粗大ごみ受付に電話で聞くのが確実です。「受け付けない」と言われた場合は、購入店か回収業者が選択肢になります。
捨てる前に必ずやること:燃料とオイルを抜く
- 屋外で、火気のない場所で作業する:ガソリンの気化ガスは引火しやすいため、室内や車庫の中では行わないでください。
- 燃料コックを閉め、タンクの燃料を携行缶に移す:手動ポンプを使います。携行缶は金属製の消防法適合品を使い、ペットボトルや灯油用ポリタンクには入れないでください。
- キャブレター内の燃料を抜く:ドレンねじを緩めて残りを出します。抜けない場合は、燃料コックを閉めたままエンジンをかけて止まるまで待ちます(屋外で)。
- エンジンオイルを抜く:オイル注入口から傾けて出すか、ドレンボルトから抜き、容器に受けます。
- プラグキャップを外す:誤始動を防ぎます。
長期間放置された発電機は、タンクの中で燃料が劣化してガム状になっていることがあります。自分で抜くのが難しいときは、購入した販売店や農機具店・ホームセンターの修理窓口に相談してください。灯油を抜く手順は石油ストーブの処分方法でも説明しています。
残ったガソリン・オイルの行き先
- ガソリン:自治体のごみには出せません。排水や土に流すのも禁止です。携行缶に移したうえで、ガソリンスタンドに引き取りを相談します(店によって受け付けの可否と条件が異なるため、事前に電話で確認してください)。
- エンジンオイル:ガソリンスタンド・カー用品店・整備工場で引き取ってもらえることが多いです。少量なら市販の廃油処理剤に吸わせて燃えるごみに出せる自治体もあります。
- 空になった携行缶・オイル缶:中身を空にして、自治体の分別に従って金属ごみか不燃ごみへ出します。
カセットボンベ式・インバーター式の注意点
カセットボンベ式の発電機は、ガソリンの処理が要らない分扱いやすいですが、ボンベは必ず外し、使い切ってから自治体の指定方法で出します。穴あけの要否は自治体で異なります。カセットボンベそのものの出し方はバーベキュー用品の処分方法でも触れています。
インバーター式や蓄電池を内蔵した「ポータブル電源」は発電機とは別の製品で、リチウムイオン電池が入っています。こちらは燃料ではなく電池の処理が問題になるため、別の記事で扱います。
自治体の粗大ごみに出す手順
- 燃料・オイルを抜き、プラグキャップを外します。
- 粗大ごみ受付に申し込み、「発電機(燃料・オイル抜き済み)」と伝えます。受け付けの可否と手数料を確認してください。
- 手数料券を貼り、収集日に指定場所へ自分で出します。重い機種は2人以上で運んでください。
防災用品の見直しとまとめて片付けるときは
発電機を見直すタイミングで、古い防災用品(期限切れの保存食・水、古い消火器、使わないカセットコンロ)も一緒に整理すると一度で済みます。消火器は自治体のごみに出せず専用の窓口があるので、消火器の処分方法もあわせてご覧ください。
やるよでは、発電機を物置や実家の家財とまとめてお引取りします。燃料やオイルが残っている場合は、状態によって扱いが変わるため、お問い合わせの際に「燃料が入っている・抜いてある」をお伝えください。内容をお聞きしたうえでご案内します。物置ごとの片付けは不用品回収のページをご覧ください。
自治体の粗大ごみ
- 条件
- 燃料・オイルを抜いてから
- 注意
- 受け付けの可否は自治体で確認
販売店・修理窓口
- 向くとき
- 燃料が抜けない・劣化している
- 注意
- 店により対応が異なる
回収業者
- 向くとき
- 物置や防災用品とまとめて
- 注意
- 燃料の有無を先に伝える
まとめ
- 発電機は自治体で扱いが分かれます。まず公式サイトか受付で確認してください。
- 燃料とオイルを抜くのが先です。屋外で火気のない場所で行います。
- ガソリンは自治体のごみに出せません。携行缶に移してガソリンスタンドに相談します。
- カセットボンベ式はボンベを外して使い切ります。ポータブル電源は別物(電池の処理)です。
- 自分で抜けない・運べないときは販売店か回収業者へ。燃料の有無を先に伝えてください。









